カベルネ・クラウン・ドメインス

時の流れは、かつて土地を治めていた“支配者”の痕跡を消し去っていきます。しかし時の記憶はブドウ 畑の中にしっかりと蓄積されているのです。そこでは“農民の魂”が世代を超えて受け継がれ、祖先の面 影がノスタルジアとともに甦ります。彼らははるか昔に、深い静寂に包まれたこの土地にカベルネ・ フランとカベルネ・ソーヴィニヨンを植え、育てた人々です。カベルネ・フランはカベルネ・ソーヴ ィニヨンと同様、南仏から、正確にはジロンド地区から伝えられました。ガロンヌとドルドーニュの 二つの川の間の土地、当時からブドウ栽培が広く行なわれていたボルドー地方の地区です。カベルネ・ フランは、マンフレッド・ディ・サンバイ伯爵の手により1820年にイタリアに持ち込まれ、同年 にフリウリにもたらされました。あまり知名度がなく、生産量も少ない品種であることにもかかわら ず、その品質の高さと洗練された資質に魅了されたブレッサン・ファミリーによって、細心の手入れ をされ栽培されたブドウから誕生したのがこのワインです。フルボディで、力強さ、高貴さ、全てが 強烈な個性となり、カベルネ・ソーヴィニヨンのエレガントな香りと見事に溶け合っています。

テクニカルシート